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過食症無料メール・電話相談 世代間連鎖について

摂食障害を抱えながら子育てを行うママさん達に、体験談を書いてもらいました。

過食嘔吐の代償

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過食嘔吐の代償

妊娠と過食嘔吐
女性 主婦 33歳 愛媛県

結婚4年目、私が32歳の時に初めて妊娠しました。
夫は8歳年上ですが、お互いに妊娠に対して特に焦りもなく自然に任せていました。

どちらかというと、私は妊娠に対して後ろ向きでした。
夫は仕事が忙しく転勤族だったので、
私1人で育てていけるのか?、家事、育児、パート、妻、母として、
1人何役も出来るのか?という不安や心配が多く、
なかなか子供が欲しいと言う気持ちにはなれませんでした。

それでも妊娠に夫も喜んでくれて、私も素直に嬉しかったです。

妊娠してからは、体に良いものを口にする様にしていましたが、
ある日その反動がきてしまいました。

禁じていた菓子パンを買ってしまい、口にした途端止まらなくなりました。
「1回だけなら、大丈夫だよね?」という気持ちから、
送ってもらった果物や、お菓子などを片っ端から食べてしまい、
苦しくなってトイレで嘔吐しました。

その後も、週に2回の頻度で過食嘔吐。

そんなある日、下腹部にズキンと鈍い痛みを感じ、ハッとしました。
「ごめんなさい、赤ちゃん、ごめんね」。

次の検診日が来て、夫と病院へ行きました。
すると先生から「ご主人を呼んで来て」と言われ、嫌な予感が的中。
「残念ながら…」と流産を告げられ、涙が溢れ出ました。

私が殺してしまった。過食嘔吐をしたから。
私のせいだ。ごめん、ごめん、ごめんなさい、赤ちゃん。
夫、実母、職場の人…皆の気持ちを裏切ってしまった。

出血は無く、胸は張り、微熱も続き、少し膨らみ出たままのお腹。
でも、赤ちゃんの心音は停止。
夫は納得がいかず、別の婦人科へ受診しに行きましたが、結果は同じでした。

私の流産は、出血や腹痛などの自覚症状がない稽留(けいりゅう)流産。
その時の検査の結果、8センチの子宮筋腫と、
卵巣で排泄されずに溜まっていた卵子が見つかり、
流産の手術後、子宮筋腫と多嚢胞性卵巣卵胞穿刺の手術をする事になりました。

この経験から、今度妊娠する時は過食嘔吐を完治させ、
母子共に健康な状態で妊娠・出産し、
健全な心身の状態で子育てしたいと思います。

過食嘔吐も流産も、どちらも心身ともに辛く、そして悲しいです。

私は過食嘔吐のことを誰にも告知していないので、
いつか夫にばれるんじゃないか?、
いつかもっと症状がひどくなるんじゃないか?、
このまま、死ぬんじゃないか?とビクビクしています。

子宮筋腫の術後の経過も順調で、
先生には次の妊娠も大丈夫ですよと診断してもらいましたが、
このままでは同じ事を繰り返してしまう、殺人者になりたくない、
そんな心の悲鳴の現れが、今の過食嘔吐なのだと感じています。

過食嘔吐の代償は計り知れません。

決して世代間連鎖はしてはならない。
こんな辛い思いを、子供にさせたくありません。

だからこそ妊娠前に完治したい。
完治しなければならないと思います。

最後に、1人でも多くの女性に幸せな妊娠・出産を体感して欲しいと
切に願います。
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